2007年4月30日月曜日
ローカルを制する
日経BPさんのサイトを眺めていると、"ローカル情報を制するものが情報の覇者に"と言う記事を見かけた。
この問題、Google Adwordsサービスインの頃から発生してる問題であり、検索ワードに地域性が付加されることも無ければ、IPアドレスで利用地域が判明しても、その情報が必要化はまた別なのである。
結局は良い器さがしをしているように見えるのだが、地域と区切って参加する掲示板や地図サービス、ちょっとした電話帳サービスなんかを立ち上げても今ひとつ、商業的にうまく行ってないような。
が、一つでもうまく行けば右肩上がりに登っていくのは当然で、他の地域向けに同様のサービスを展開すればよさそうな。
地域性を利用したサービスなんかを実社会で見てみると、良くも悪くも放送ってのはうまく浸透してそうだ。そのほかのサービスだと、コンビニなんってのも、どこの地域にもあるユニバーサルなサービスと見れば、こちらも良くも悪くもよさそうである。
反対に見ると、商店街なんってのもコンビニとは逆を進むが同じ事なのかもしれないし、なんたら銀座商店街とコンビニを比べたら、ある意味同じである。
一つ答えみたいな物を出すとすれば、コンビニみたいに生活必需品な情報を郵便番号、電話番号や行政区域ではなく、地域特性で提供するのが近道だ。
海がある地域とない地域では、当然必要とされる情報や生活環境も違ってくるだろうし、海の近辺に住んでる方と、海の無いところで住んでる方が思う、海のありがたみは当然違ってくる。
とか言いつつも、スポンサーになりそうなところは見当付くのだが、具体的に何で分けるのか、いまいちわかってない。
それとは別にこんな記事を見つけた。"地域FMに浸透するJリーグ 格安放送権料も追い風"である。中身としては、「全国放送の視聴率を目安とすることに疑問の声もあり、今季から地方局などローカル放送での試合数を増やす意向。テレビも「地域密着」に移りつつある。」との事。
これは、供給する人、聞く人の価値観が変わったわけでなく、供給元の価値観が変わったと言うお話。直接的に、ローカルを制す話でもないのだが、こういうのの積み重ね、ネットワーク外部性が密になれば、ローカルを制することも可能なのだろう。
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