2007年4月23日月曜日

NAB2007の傾向


 私の周りを見渡すと、制作の人やら機材レンタル、新中の物販などなどそれらしい人がいる環境なので、そんなリリースを眺めた傾向とやらを見てみる。

結局は、クイックリファレンス"俺"なので、いる環境でしか計れなさそうなのだが...。


NAB2007の報告を上げてるサイトを上げればこんなところか
という所が、良くも悪くも載っている。


傾向としては、マルチ化するメディアフォーマットと、それを取り囲むワークフローが竹の子のように生えてくる感じ。

マルチ化するメディアフォーマットに関して言えば、テープからBDやメモリ媒体ではなく、共存して行く方向なのか。ワークフローに関して言えば、あるポイントから見始めれば青田買いの様相と言うところなのかもしれない。


全体的な流れ
詳細が古川さん(それでも一部)のところでしか分からないのだが、一般的に展示場に行き目に留まったものをピックアップすると、リンク先の通りになるのでしょうか。仮にそうだとすると、XDCAM EXとfinalcutpro6シリーズ以外は、ある流れを汲む商品ってことなのだろう。

ちなみに、youtubeにて"nab2007"にて出てきた動画なんかを見ていると、上がって来るのはそこいらか、コネタが多い。でも多いと掛けるぐらいあがっているかといえば、そこまでの話ではない...。



XDCAM EX
いまさら間でもないのだが、こんな流れは、HDDからSDDなんかと同じような傾向なのだろう。あとは、どこまでの量がお手ごろ価格で提供できるかにかかって来そうだ。

お手ごろ値段と生産ラインを考えれば、SDDの生産ラインで生まれる技術をどこでキャッチアップするのかによって、カードの値段も決まってきそうだ。今すぐ欲しい技術でもなさそうなのだが、リリースの通りに"2007年中を予定しています"は正解だろうし、変な価格差による混乱も避けれそうだ。

ちなみに価格以外でみると、どうワークフローを組むのか。これもポイントになりそうなのだが、商品が無い状態で話すのも...と思ってみた。


finalcutpro6シリーズ
正直びっくりである。既存のユーザーさんのメリットってのが、ひとつもなさそうなバージョンアップである。でも進化をすると考えれば、当然のリリースなのだろう。(さっさと、FCP7が出そうだが)

既存のユーザーさんからすれば、4.5/5.0/5.1なんかを利用してるのかと思う。オフライン用途、白パケなら、そんなバージョンで十分か。あえて6を導入して、オフラインのフィニッシャ対策に、6をぽつぽつ導入するのか。それともバージョンアップをするしかなさそうなのだが。


それよりも、ワークフローのソフト、Final Cut Sereverに着目した方がよさそうだ。こちらは、気の利いたライブラリとワークフロー自動化しかないのか。

でも十分か。ライブラリーに関して言えば、フィニッシャまで整えて、溜め込んだ映像をどこまで使い込むのか。環境によってまちまちなのだが、1回のロケにて4本以上、完パケを作るのであれば、10万円前後で購入できるのはありがたいし、最近はHDDも安いので、それこそ空いた時間にコツコツ作るにはよさそう。

それと、ワークフロー自動化。こちらもそんな背景を抱えたプロダクションであれば、テンプレートの最適化ができれば、ある程度のところまでは、勝手に誰でもとは言わないが、簡素化してパッケージ化できるのであろう。


果たして、そこまで気が利く代理店なんかあるのか...。なさそうである。

ふと思えば、代理店じゃなくユーザー側でそうした環境が整えられてもよさそうだが。理想を言えば、国内だとキー局の子会社なんかが、そこまで蓄積してれば、あっという間に年末年始の波を乗り越えられなかった、あるある問題もクリアーになるのかもしれない。(少なからずそのひとつの方法ではある)

手抜きに見えるのかもしれないが、再度日ごろの行いを確認するには、こう言うツールで再確認するのも手だろうし、FCSなんかを利用しなくても、Avidやらなにやらでも、当然できる事。アップルがいやならば、米SONYからもそのような話のNASなんかも出てるとか...。

こちらの一番、"06: HDXchange: HDXchange: Networked Content Management System"が該当。なのだが、Avidでもサポートすると(囲い込みからすれば、しなさそうだ...。)、ご都合はよさそうだけど。


コネタ
こちらも古川さんのサイトから。(他に無いので、後々放送技術で知るのだろうか...)はじめの方にある"02: Audio"にある、DWR-S01DやDWT-B01 である。電波のデジタル化なので、電波効率がよさそうである。

こちらにカタログがあったのだが、電波の集積度合は既存の物より効率が良いので、混線も防げそうだ。が、日米では、コントロールされた商品なので、果たして国内までくるのだろうか。
B帯で商品投入をしてもらって混線した場所にてさっさと使い、デジタル優位な状況であれば、さっさと切り替わるのかも。

って、そうやって帯域が決まるわけでもないのだが、仮にチャンネルのポップアップが勝手にできるのであれば、混線を気にしてイベント会場で収録する時の手間なんかはなくなる。そんな手間は値段に見合うのかと言えば、別にって話だな...。


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