2007年4月30日月曜日

ローカルを制する


日経BPさんのサイトを眺めていると、"ローカル情報を制するものが情報の覇者に"と言う記事を見かけた。

この問題、Google Adwordsサービスインの頃から発生してる問題であり、検索ワードに地域性が付加されることも無ければ、IPアドレスで利用地域が判明しても、その情報が必要化はまた別なのである。

結局は良い器さがしをしているように見えるのだが、地域と区切って参加する掲示板や地図サービス、ちょっとした電話帳サービスなんかを立ち上げても今ひとつ、商業的にうまく行ってないような。


が、一つでもうまく行けば右肩上がりに登っていくのは当然で、他の地域向けに同様のサービスを展開すればよさそうな。

地域性を利用したサービスなんかを実社会で見てみると、良くも悪くも放送ってのはうまく浸透してそうだ。そのほかのサービスだと、コンビニなんってのも、どこの地域にもあるユニバーサルなサービスと見れば、こちらも良くも悪くもよさそうである。

反対に見ると、商店街なんってのもコンビニとは逆を進むが同じ事なのかもしれないし、なんたら銀座商店街とコンビニを比べたら、ある意味同じである。


一つ答えみたいな物を出すとすれば、コンビニみたいに生活必需品な情報を郵便番号、電話番号や行政区域ではなく、地域特性で提供するのが近道だ。

海がある地域とない地域では、当然必要とされる情報や生活環境も違ってくるだろうし、海の近辺に住んでる方と、海の無いところで住んでる方が思う、海のありがたみは当然違ってくる。

とか言いつつも、スポンサーになりそうなところは見当付くのだが、具体的に何で分けるのか、いまいちわかってない。


それとは別にこんな記事を見つけた。"地域FMに浸透するJリーグ 格安放送権料も追い風"である。中身としては、「全国放送の視聴率を目安とすることに疑問の声もあり、今季から地方局などローカル放送での試合数を増やす意向。テレビも「地域密着」に移りつつある。」との事。

これは、供給する人、聞く人の価値観が変わったわけでなく、供給元の価値観が変わったと言うお話。直接的に、ローカルを制す話でもないのだが、こういうのの積み重ね、ネットワーク外部性が密になれば、ローカルを制することも可能なのだろう。

2007年4月27日金曜日

こんにちは,"AVCHD"カメラ

いつの間にかに
国内の話じゃないのが寂しい限りだが、"AVCHD"対応のソニー製カムコーダー(HDR-CX7)が発売だとか。詳細はこちら

記録媒体の制限を喰いそうだが、PCを操れる環境さえあれば、撮り貯めも楽チンだし、ネットワーク越しのファイル転送も楽。

それ以外は、回転部分がないので、ハードな運用(ほどほどに)も柔軟に対応できるし、SDはMPEG2-PSフォーマットと言う事で、DV並につぶしが利くのかは疑問だが(まあ、回避できる問題)、利便を骨の髄までしゃぶれそうだ。

問題点としては
"AVCHD"の編集環境だろうか。ノンリニアの対応を見ていると、自前のフォーマットに変換して編集となるので、地獄のようなデジタイズ、キャプチャーからは逃げられない。(られると書いてしまった。失礼)

が、変換作業が"こんにちは"ということか。けど、最近のCPU事情を考えれば、CPUの複数コア化なんかを見ると、変換作業も日に日に改善するのでしょう。

総括
ノンリニアの対応次第と言うところと、デジタルカットができるデッキ、コンバーター、ポータブルHDDへのコピー(デジカメなどで見られるフォトビューワ)なんかが充実すれば、国内でも十分売れそう。
#ファイル化により、Final Cut Serverのような、ワークフローをフォローするパッケージが充実しそうだけど。

そうなった場合、HDVやHDD搭載モデルがうれなさそうなのが見え見えなのは、あっちにおいて置いて。ドキュメンタリーや報道の構造が若干変わりそうなのと、リアルタイム更新(ライブじゃないのよね...)するような、新たなチャンネル、サイト、サービスが生まれてきそう。とは夢のまた夢なのか。

2007年4月26日木曜日

偏りある携帯ビジネスの見たか(2)


リンクを追っていたらこんな内容に出くわした。

ケータイ検索が“使えない”理由
ケータイ検索に限らずケータイ全般の昨日が使えないと思っているのだが、そんな考えのもと、中身を抜粋するとこんな感じか。
  • ケータイサイトの構造は、検索エンジンが理解しにくい
  • ケータイページは情報の絶対量が少なすぎる
  • ケータイ検索はまだもうかっていない
その他の項目もあるのだが、これでまかなえるであろう。ちなみになぜ"ケータイ"だったのか。個人的な思いからすると、ちょっと小ばかにしてるのか、それとも携帯と名乗れないから"ケータイ"なのかもしれない。

検索エンジンに理解しにくい構造
携帯電話に実装された機能そのものからの離脱をするか、apacheなどにモジュールを追加するなり、プラグインなどでお手軽に対応できれば、勝手に検索対象となるサイトも増えるのであろう。

どちらにしろ、モジュール化については、構成する中身しだいなのだが、cssで最適化されたページなら柔軟に対応できるし、プラグインなどに関していえば、mtなどで見られたプラグインの実装などを考えると、柔軟に対応できそうだ。

ケータイページは情報の絶対量が少なすぎる
これに関しても上の話で解決しそうだ。具体的に言えば、rssリーダーの構造や実装例を見れば簡単である。明日からrssリーダーのデベロッパーさんが立ち居地変えてお仕事するのかは別にして、十分成果のある仕事にはなりそうだけど。

ケータイ検索はまだもうかっていない
なら、RSS使いの方やってみてはいかがでしょう。

てなことを思ってしまった。次...


モバゲー、月間93億PVに--攻略本は11万部発行、2008年3月期は売上75億円へ
正直びっくりである。驚きで迎えた記事である。
前の記事で軽く触れる程度だったが、こんなに金額が動く話だったのかと、再度確認したくて、株式会社ディー・エヌ・エーのIR情報を見てみた。モバゲーの運営会社は公開企業である。

株式会社ディー・エヌ・エーのIRサイトをみると、"決算説明会(動画配信)"とあるのでこれを見ることに。
全体的な流れとして、伸び率が徐々になのか余裕の様子が、そんなことはさておき、ビッターズの社長としてインタビューを受けてたときの顔つきよりも(何年前なのか...)社長さんの笑みが絶えないこと。


説明会の資料や説明から、気になったところを抜粋。
売上高の推移
モバイルの取り扱い高が、異常なほど増えている。が、徐々になのと、計画性が顕著に現れているのか、気になるのは、その期間の短さぐらいか。
モバゲータウンの成長
こちらも売上げ同様というところか。なにかの説明時に今までは1億円相当の設備投資で済ましてきたが、3億円増強とあるので、2007年3月数ヶ月前までにのどこかで、仕込んだことが伺える。
モバゲータウンの収益構造
大きいパターンとして3つ、広告収入、成功報酬型広告、アバター販売とある。収益割合は前期、20%、60%、20%とのこと。今後、現状の伸びとしては、広告、アバターの伸びがあるとか。
積極的な広告宣伝活動の効果
化因数の順増数、属性は置いておいて、年齢構成比をみると、10代から20代、30代の比率を考えると、20代前半の比率が多い。ちなみに、mixiの資料(p11のユーザー属性を見ると、20代の全域に強いのかな...と思える。モバゲーが何年存続できるのかわからんのだが、仮に5年経過した時点で、mixiの資料になっていれば、なかなかの成績が残せるのではないのかな。と思ってみたが。
中国事業の試験サービス
ゲームに関しては、普及してる端末が”Adobe Flash Player”未対応の為、サービスインしてないそうな。てことは、国内でのjava,バイナリvsFlashの比率が知りたいところだが、お手軽さとゲームの構成を考えれば、ある程度の器は見えてきそうだ。
質疑応答
ここからは質疑応答の抜粋と小言

ビッダーズの出展数の平行線
3万円から5万円の維持管理費値上げと会社の売りとしてケータイ化に移行してるので、その影響だとか。

アクティブユーザー数の取り扱い
会社、アナリスト、記者、広告主、出展者によりまちまちかと思うのだが、ITmediaのひろゆき氏コメントを見てると、10代から20代前半をターゲットとしてる物販、サービスがあれば、それなりなメリットを感じる。どの時点で平行線になるかで、アクティブユーザー数が決まってくるのかなとも同時に思ったのだが。

ITmedia内の川田COOさん発言「モバゲーから課金サイトにうまく誘導できればいい。」の具体化が見えてよかった。って話が、アクティブユーザーから効果に話が変わってきてる。

ターゲティング広告
ネットの広告全般として効果が見られないとの話が登場し、具体的なターゲティング広告活動の話に及ぶ。これも何を得たいかによって変わってくるかと思うのだが、幅広く人口比率を整える為の投資はしているので、ネットワーク外部性を得ようとはしてる。

現状の収益構造をみると、成功報酬型を確立しているのだから、あえて広がりを見せなくてもよいのか。とも思ってみたのだが、資金源の少ないところからと言う話になり、再度人口比率の調整は必要なのだろう。

ちなみに、ターゲティングの具体的な事例として、あるキーワードを検索して、とあるページに足跡を残すような事をしているそうな。


テレビの視聴率云々の話をよく見かけるのだが、どこもかしこも似たりよったりか。直接的に効果を得る手法なのか、間接的なのか、前者は、まさしく具体例の通りだし、成功報酬型もそうだろう。他の会社のサービスで言えば、リスティング広告もその型に収まる。

後者の間接的は、テレビのCM以外で見られる効果で、つづけると言う効果、人気のタレントを使うと言うところに見受けられるな。

こんな話を書いても、1銭にもなら無さそうなのでここでひとまずおしまい。しかし、ターゲティングだけなんで多いのだろうか。答えは簡単で、それ以外興味がないのだ。

反対になぜ興味があるあと言えば、みんながみんな便利、良いねと思う1夜にして作るのも大変だ。しかし、絞ればそれもある程度緩和されるし、あたりが少なければ、数が多くなる傾向になればと思うからだ。


ここまでモバゲーが成長しているところを見ると、確実にターゲットとして成功してるように思えるのだが。そういえば、ケータイでなにを検索するかと言う問いに、"暇"、"つまんない"と書く人にとっては、まさしく絞り込まれてしまったんだろう。記事はITMediaだった。

ユーザー数がどこまで増えて、どこまで期待できるのか。mixiの資料を見ていると1000万ユーザーの確保、PCでのPV数現象の回復あたりがポイントなのかな...と思ってみたのだが。

潮時じゃないの...なんって思うのと、もうちょっと実用的なケータイサービス、ケータイアプリが登場してきてよさそうだけど。

2007年4月23日月曜日

偏りある携帯ビジネスの見たか


ここの2つの記事を見かけてふと思ったので、適当な感想を...

携帯電話での検索はロングテール型
Googleが携帯電話向けサービスについて何を考えているのか。適当にお話してる内容である。ポイントとしては、"ポケットにある携帯電話だと検索が楽なため、今まで調べなかったことでも頻繁に調べる"ということらしい。結果、キーワードにロングテール現象が起きると。

この問題に対する答えとして、Googleとしては、"パーソナライゼーションのサービスを提供"とのことらしい。用は、手短な辞書的ノリというべきなのか。違うな...。


手短なだけに、検索対象となる内容は、詳細なのは、PCだろうが携帯だろうが同じなのかもしれない。けど、何が必要化の高さは、携帯の場合、明らかに低そうである。

けど、たとえば
  1. 秋葉原にメモリを衝動買いしようと思って、とりあえず秋葉原に
  2. メルコかIOの対応表をどこぞのお店で探すか
  3. そういえば、ショールームなんぞあったな
  4. 聞く、おしまい
であるのだが、検索対象となるキーワードとしては、"HP XXXX RAM"とか、DELL 8200 RAM"とかになるか。もうちょっと毛の生えたところで、色々とやりようはありそうだけど、この手の情報は、PCサイト向けでは豊富なのだが、携帯サイトとなると...。...である。

適当なコミニティでも作って、ライブラリ化が必要なんだろう。そういえば、価格.comなんかはそういう用途のはけ口ではあるけど、やりようはいろいろだ。


結局は、PC向けHTMLになっていたデータを何らかのプラグインやなにやらで変換するか、フルブラウザで見に行くのが良いのか。それとも、それらしい器にはまったデータをライブラリー化すればよいのだろうか。前者はある程度、答えは見えてる。後者は、ある程度のスポンサーが付けば、答えは出てきそうだ。


世界一分かりやすい「モバゲータウンが儲かるしくみ」
囲って、広告収入というところか。SNSビジネスと言えばよいのだろうか。ユーザー数がいれば、適当に訪れる人々にパブリックに広告を打つと言う手段もありなのだが、特定されたユーザーさま向けにどうぞ。となると、これでもまた難しいか。

二極化するとき、どちらでビジネスをするのか。そんな選択が見え隠れしてる。


で...
個人的には、品質を上げたいので、ロングテールで言うところの細い方、選ばれたところと言うのに目が言ってしまう。これはこれで、作れば作ったで広がるんだろうけど、問題は、うまい単位を探して、お届けするかと言う話か。その答えは、Googleの言うところ、"パーソナライゼーション"とのことなのだが。

これはこれでやりようは色々とありそうなのだが。


携帯ではないのだが、そんな傾向が顕著に見られる、MSの"Silverlight"はどうなのだろうか。ビジネスから見ると、暗号化やらなにやら装備してるのと、対応クライアントを考えると、wmvよりは良いと言う判断なのだが。

NAB2007の傾向


 私の周りを見渡すと、制作の人やら機材レンタル、新中の物販などなどそれらしい人がいる環境なので、そんなリリースを眺めた傾向とやらを見てみる。

結局は、クイックリファレンス"俺"なので、いる環境でしか計れなさそうなのだが...。


NAB2007の報告を上げてるサイトを上げればこんなところか
という所が、良くも悪くも載っている。


傾向としては、マルチ化するメディアフォーマットと、それを取り囲むワークフローが竹の子のように生えてくる感じ。

マルチ化するメディアフォーマットに関して言えば、テープからBDやメモリ媒体ではなく、共存して行く方向なのか。ワークフローに関して言えば、あるポイントから見始めれば青田買いの様相と言うところなのかもしれない。


全体的な流れ
詳細が古川さん(それでも一部)のところでしか分からないのだが、一般的に展示場に行き目に留まったものをピックアップすると、リンク先の通りになるのでしょうか。仮にそうだとすると、XDCAM EXとfinalcutpro6シリーズ以外は、ある流れを汲む商品ってことなのだろう。

ちなみに、youtubeにて"nab2007"にて出てきた動画なんかを見ていると、上がって来るのはそこいらか、コネタが多い。でも多いと掛けるぐらいあがっているかといえば、そこまでの話ではない...。



XDCAM EX
いまさら間でもないのだが、こんな流れは、HDDからSDDなんかと同じような傾向なのだろう。あとは、どこまでの量がお手ごろ価格で提供できるかにかかって来そうだ。

お手ごろ値段と生産ラインを考えれば、SDDの生産ラインで生まれる技術をどこでキャッチアップするのかによって、カードの値段も決まってきそうだ。今すぐ欲しい技術でもなさそうなのだが、リリースの通りに"2007年中を予定しています"は正解だろうし、変な価格差による混乱も避けれそうだ。

ちなみに価格以外でみると、どうワークフローを組むのか。これもポイントになりそうなのだが、商品が無い状態で話すのも...と思ってみた。


finalcutpro6シリーズ
正直びっくりである。既存のユーザーさんのメリットってのが、ひとつもなさそうなバージョンアップである。でも進化をすると考えれば、当然のリリースなのだろう。(さっさと、FCP7が出そうだが)

既存のユーザーさんからすれば、4.5/5.0/5.1なんかを利用してるのかと思う。オフライン用途、白パケなら、そんなバージョンで十分か。あえて6を導入して、オフラインのフィニッシャ対策に、6をぽつぽつ導入するのか。それともバージョンアップをするしかなさそうなのだが。


それよりも、ワークフローのソフト、Final Cut Sereverに着目した方がよさそうだ。こちらは、気の利いたライブラリとワークフロー自動化しかないのか。

でも十分か。ライブラリーに関して言えば、フィニッシャまで整えて、溜め込んだ映像をどこまで使い込むのか。環境によってまちまちなのだが、1回のロケにて4本以上、完パケを作るのであれば、10万円前後で購入できるのはありがたいし、最近はHDDも安いので、それこそ空いた時間にコツコツ作るにはよさそう。

それと、ワークフロー自動化。こちらもそんな背景を抱えたプロダクションであれば、テンプレートの最適化ができれば、ある程度のところまでは、勝手に誰でもとは言わないが、簡素化してパッケージ化できるのであろう。


果たして、そこまで気が利く代理店なんかあるのか...。なさそうである。

ふと思えば、代理店じゃなくユーザー側でそうした環境が整えられてもよさそうだが。理想を言えば、国内だとキー局の子会社なんかが、そこまで蓄積してれば、あっという間に年末年始の波を乗り越えられなかった、あるある問題もクリアーになるのかもしれない。(少なからずそのひとつの方法ではある)

手抜きに見えるのかもしれないが、再度日ごろの行いを確認するには、こう言うツールで再確認するのも手だろうし、FCSなんかを利用しなくても、Avidやらなにやらでも、当然できる事。アップルがいやならば、米SONYからもそのような話のNASなんかも出てるとか...。

こちらの一番、"06: HDXchange: HDXchange: Networked Content Management System"が該当。なのだが、Avidでもサポートすると(囲い込みからすれば、しなさそうだ...。)、ご都合はよさそうだけど。


コネタ
こちらも古川さんのサイトから。(他に無いので、後々放送技術で知るのだろうか...)はじめの方にある"02: Audio"にある、DWR-S01DやDWT-B01 である。電波のデジタル化なので、電波効率がよさそうである。

こちらにカタログがあったのだが、電波の集積度合は既存の物より効率が良いので、混線も防げそうだ。が、日米では、コントロールされた商品なので、果たして国内までくるのだろうか。
B帯で商品投入をしてもらって混線した場所にてさっさと使い、デジタル優位な状況であれば、さっさと切り替わるのかも。

って、そうやって帯域が決まるわけでもないのだが、仮にチャンネルのポップアップが勝手にできるのであれば、混線を気にしてイベント会場で収録する時の手間なんかはなくなる。そんな手間は値段に見合うのかと言えば、別にって話だな...。


2007年4月12日木曜日

VLCでストリーミング(音声編)


ストリーミングと言っても、50人やら100人、1000人を対象としたストリーミングではなくて、1、もしくは2ぐらいのストリーミングをしたいと思うのだが、アプリケーションレベルでのストリーミングってのは、作るのもメリットが無いのか、あまりお目にかからない。


そんななか、こんな記事を見つけた。
http://journal.mycom.co.jp/column/osx/157/index.html

こちらは、OSX向けに書かれていたのだが、お家にはWindwosしかないので、そんな環境にて、2拠点お手軽音声転送を行ってみる。


VLCのSetup
VLCはこちらに行けばダウンロードできるので、0.8.4以降をダウンロード。ダウンロード後、転送元、転送先にVLCをセットアップ。

ここからは、転送元側について。
何を転送するかは、ここの環境にもよりけりなのだが、お家だとこれ、"radio SHARK"(2じゃないのね。残念...)を、このコントローラーで制御しならが、ストリーミングをしてみる。

とりあえず、radioSHARKをPCにさして認識させる。認識後、コントローラーでAM 954とでも設定して、VLCを起動する。

起動すると、"ファイル"から"ウィザード"を選択。選択すると"Streaming/Transcoding Wizard" と出てるので、「Stream to network」を選択して、"Next"を選んで、次の画面へ

入力という項目なのだが、うまい具合に初期化がされてないぽいのと、設定した項目がうまいこと表示されないようなので、次の項目を繰り返してみたり、いったん設定して最後まで進んで、再度挑戦してみてくださいな。

とりあえず、ストリームに必要なデバイスを選ぶため、選択を選ぶ。デバイスはといえば、"開く"の画面にある"DirectShow"タブをクリック。

すると、ビデオ、オーディオデバイス名がデフォルトになっているので、デフォルト時で問題なければ、そのまま、色々入ってる場合は、それらしい設定を施すと...。ちなみにお家だと、ビデオ:なし、オーディオ:RadioSHARKを選んでみた。ちなみに、設定をいじくると、下にある"高度なオプション"の"Customize"のなかに、指定する場合の記述が表示される。

そんな設定を保存すると、存在する再生一覧の項目に"dshow://"と表示されるのだが、先ほど保存したものと違う。てなことで、今度は"存在する再生一覧の項目"を指定してあげる。そうすれば、先ほど設定した項目がうまくいけばあるので、それを選んで次へと進む。

すとりー民具の項目
こちらは、一番最初のリンク先では、Multicastを選んでるようだが、これも知らないし面倒なので、HTTPを選んでみた。HTTPを選ぶと、それ以上に設定の項目が多そうな気もするのだが、デフォルト値では、"http://youname:8080"にてアクセスできるようなことが書いてある。で、次。

次は、コーデックである。色々とあるのだが、"ASF"を選んで次へ。
色々と試してみたのだが、ストリーミングできたのは、ASFのみでした。>>環境なのかな...

追加ストリーミングオプションの項目は、なにも設定しないで"Finish"を選択。そんな感じで、ストリーミングは開始されるのでした。


てなこで、転送先編。
試した環境は、VLCでしか確認してないのだが、その他のクライアントでも動くのかもしれない。その後、Windwos Media Playerで、"開く"、"URLを開く"にて、URLを入力し、聞く事ができる事を確認した。

転送側はVLCを起動し、"ファイル"を選び、"ネットワークストリームを開く"を開く。そうすると、開くの画面が表示され、勝手にネットワークのタブが開かれる。

項目は、先ほどの流れからすれば、HTTP/HTTPS/FTP/MMSとあるので、URLにhttp://hogehoge:8080"(転送元のアドレスやnameを入れてくださいな)と設定し、OKを押して画面を閉じる。

問題がなければ、1対1のストリーミングの出来上がりである。
が、欠点を上げておこう。100%の使用率になるのだが、そんな物なのか。不思議。

と、どうも帯域が、1400kbit/秒と表示されている。これってPCMのストリーミングってことか?
さっさと帯域の細い物にしておかなければ...。


で、コンソールにて色々としてみたのだが、GUIベースの設定が限界なのか...。プラットフォームを移動してやってみるなど切り分けは必須だな。

他の方法でも模索してみるか...。

2007年4月11日水曜日

Information Graphics


このタイトルの言葉を知るきっかけは、"オライリー"の"デザイニング・インターフェース"の"複合的なデータを表示する:ツリー、テーブル、その他のインフォメーショングラフィック"である。

そもそも、"インフォメーショングラフィック"ってなに?な人なので、検索してみた。検索をすると青山の会社様のサイトあたりが、ビジネス的な解説をしている。抜粋すれば、「情報をわかりやすく伝えるコミュニケーションデザインです」とのこと。

ちなみに、その会社様はこちら
http://www.tubegraphics.co.jp/


ソフトウェアに限らず、図で案内、解説するには分かりやすいのだが、その図を意図する話の体系化となると、応用から導かれるのかな。それとも、まあ、その本を読んでみる事に。


最初に、その目的とやらが箇条書きに
  1. データはどのように組織化されてるか
  2. どれとどれが関係しているか
  3. どうすればデータの詳しく調べられるか
  4. データを別視点で見られるよう並び替えができるか
  5. 自分が知りたいものだけを見せてほしい
  6. 具体的なデータ値はなにか
と言う様な事が乗っておりました。

けど、最初に戻って、書籍などで見かける図なんかと比べれば、3のデータの詳細を調べられるかは、出たとこ勝負なのでこれは無く、4のデータの並び替えは、パッケージ化されてからはなにもできないと言う話になるし、5の自分だけってのも難しいことが分かる。

別に、書籍の図に意味は無いということではなく、それだけ膨大な事を踏まえて進まないと、書籍の図と同水準にはならないのよと言う事である。

1. データはどのように組織化されてるか

データの流れにはこんな感じのものがある。

  • 線形的(リスト)
  • 表示式的(エクセルのシートのようなもの)
  • 段層的(ツリー)
  • ネットワーク的(フローチャート、論理回路)
  • 地理的(マップ、配線図など)
  • その他(ツリーマップ(分岐の仕方で変わる?))
ふむ、流れと言うかパターンはこんなものなのか、最初の会社様のページに実例が載っているので、そんなので見比べるのも良いし、実際日ごろ使ってるアプリケーションなんかを見比べてもよさそうだ。


2. どれとどれが関係しているか

こちらは、プレゼンなどで見受けられるグラフなどがいい例だろう。相手に見せたいものやら、ぱっと見て注意を引かないといけない数字なんってのもある。
この読んでる本なのだが、ここいらまでは実践的データが何一つのってないので、流し読みにはちょっとつらいのかな...とも思うのだが。

たとえば、なにかのプロジェクト運用中に何かの数字が注意しろのごとく、大きく表示されるとか。店舗の在庫整理などをリアルタイムに構築し、物品の在庫が付く無くなったものに対してアラートを大きく表示したり(その場合、表示する前に勝手にアクションを起こせってのが正しいようなきもする)。

まあ、何かの動きに対して、サインを見えるかする手法と考えても良いのかもしれない。



3. どうすればデータの詳しく調べられるか

なんらかの表なり、タイムシート、マップなどに散らばった詳細なデータをどう救い上げるかである。手法としては

  • スクロールとパーン(GoogleMapのようなもの)
  • ズーム(ビデオ編集ソフトに見られる)
  • 関心地点の開閉(クリックすると詳細がリストで表示される設定画面)
  • 関心地点のドリルダウン(マップのとある点をクリックすると、その詳細みたいな)
があると言う話になっている。これらの機能、Ajaxなんかのライブラリーでほぼサポートされてそうなきもするのだが、利用用途は、それぞれの目的により違ってくるので、そこいらは考えてないと、分かりにくいただのソフトになりそうだ。


4. データを別視点で見られるよう並び替えができるか

こちらは当たり前に使われているソート、並び替えだ。
この項目を読んでいると、目的が定まってないのか、色々な視点のお話が書いてある。けど、ひとつでも目的が発生すれば、エクセルなりなんなりで、枯れた使われ方と言うのも見つかるような気もする。

必要とされてるものがなんなのか、何をしたいのか。なんって、ユーザーにならないと分からないといわれればそれまでなのだが。エクセルである程度の見え方を模索しておかないと、余計な作業が発生するのか。しなければ、それに越した事はない。


5. 自分が知りたいものだけを見せてほしい

サブタイトルが答えのような気もするのだが、そのサブタイトル「検索とフィルタリング」。
こちらは、元データに検索してフィルタリングをかけるような話になるのか。書籍の図だと、あるものを載せるか、それ用のページを新たに作って、地下鉄マップとガソリンスタンドマップなどのジャンル分けと言えばよいのかな...。いろいろやりようはありそうだけど。


6. 具体的なデータ値はなにか

データ値、と言うよりは単位と考えた方が楽なのかも。いくつかの実装例が載っているのだが。

  • ラベル
  • 凡例
  • 座標軸、ルーラ、スケール、タイムライン
  • データディップ
  • データのブラッシング
とのこと。この無いように関しては、ここに別ページが用意されてるので、私の興味がある項目しか追わない。(それ以外は、別途書籍を買って読んでくださいな。)


データティップ(datatips)

図の上で特定の箇所にマウスポインターが重なったら、別ウィンドウに詳細が表示される。が、その目に注目される内容がその図にないと話にならない。なんか、卵が先かひよこか的話になってきたぞ。

けど、Webならば、データティップとリンクの併用でもよさそうだけど。

事例はこちら
#NFL公式サイト内


部分的なズーム

データ項目の縮尺をちいさくして、密度の濃いページを表示。マウスの動きによって、データ項目を拡大し、読みやすくする。

アニメーション機能なのかと思うのと、データの表示有無で、データティップなのか、部分的なズームだけかの差なのか?違うな。な気もする。

事例はこちら
#datelensのカレンダー
サンプルの動画しかみてないけど、1画面中に全体とその週、その日を収めるには都合のよさそうなカレンダー機能だ。が、カレンダーと言う話になると、そういう実装でも用途は絞られてしまうのが、残念。ってか、仕様だな。

Outlook日本語版使ってる人いましたら、使ってみて感想を...。その前に、Ajaxで実装してもよいのかも。PDAなどの制限の多いものほど、そのUIの依存度は強いのかと思うけど。まるでPOBOXを最初に触ったときの思いに近いのかな。


あとがき

本の内容そのままに書いてしまったのだが、結局は道しるべ本なのだと思ってみた。この本を読んだから正解が簡単に見つかることもあるのかもしれないが、ほとんどは、教養として蓄積するだけなのかと思う。

けど、本の存在そのものでもあるのだが、こうして書いていけば、頭はある程度整理され、パターン化のお手伝いになるし、なんらかの絞込み、フィルタにはなる。

内容としては、満足であるけども、タイムラインのお話がもうちょっと書いてあれば、いや、これで十分なのかもしれない。そう思えてきた。

2007年4月7日土曜日

Yield Management



なにかの拍子に見つけたイールドマネージメント。
用はやりくりの仕方とでも言えばよいのか。

そもそも、やりくりが発生するタイミングってのは何があってなのだろう。そんなところからスタートすべき話なんだと思う。

この言葉の背景には、米国の航空会社で収入の最大限化から始まる言葉とのこと。


先に結果から言えば、JALだと悟空、ANAだと超割。早期割引やらバーゲン型賃金って言葉が使われている。ある条件と言っても設備投資型産業であれば、回転率云々の話が付いて回るので、サービスの利用日前と言う条件は必須のお話である。

航空やホテルなどではおなじみなのだが、それ以外になるとお中元、お歳暮、お引越し、交通、学校、、中途半端な値段で売られる自動販売機の飲み物、今回の話とは別な理由がありそうなソフトウェアにはあるらしい。

>追記
携帯電話のへんてこ電話料金も回線の使用率によって、そんなルールに乗せられている。海外の話などを見てても、それらしいパッケージ、コンサルタント会社がある。


カタカナ表記は、[イールドマネジメント]なのでこれで検索。ホテル向けパッケージソフトの解説で使われてるので、そこから適当に抜粋。

仕組みとして、3つは押さえろと言うことらしい。
1.顧客の分類
2.需要期の分類
3.需要の最大値

1.顧客の分類
ここは2つに分かれてたが、言葉として1つにまとめてみました。その2つは、利用内容と利用時期の確認。
会員制じゃなくてもいつ何時、この人はなにを利用するのかぐらいは把握したいと思うか。いやパターンを探してみるのもよさそうだ。ついでに何に利用するのかもあれば、パターンの精度は高まりそうだ。

2.需要期の分類
ある程度、数がはけて年間を通してやってけば結果が出そうだ。けど、日々の感じ方を組み込めば、1年を待たずに結果に到達できそうだ。

3.需要の最大値
どこで満足かって見方もできるし、このときはこう言う配置を施して…や、判断材料として当然の数値である。


で、上の条件も最低限必要な設定、条件があるわけで、サイトによれば…。
1.最小の予約数
2.通常料金日
3.そのほか

とありました。根本いくら欲しいのか。固定費はいくらなの。てのは、はじき出しましょうと言うことか。
ちなみに3のそのほかは、時期と需要の最大値に関連するもの。

と、言うのが仕込み設定と言えばよいのか。で、こんどはポリシールールと言うのがあってこんな感じ。

1.需要期の回転率の把握(もしくは設定かな…)
2.出来る限り高いお値段で
3.最後の物は当日売り
4.お得意さんの確保

1.需要期の回転率の把握(もしくは設定かな…)
結局は設定するのだが、なにを見て把握するのか。それは、「需要期の分類」が出来てれば、把握なのか過去からの設定になるのかが決まりそう。

2.出来る限り高いお値段で
まあ、ビジネスなのでお高く売りたいものである。ある程度遊びを入れてルールを設定すれば、回転率からすれば低いし、低くしたければ、潰しが利かないことになる。

3.最後の物は当日売り
これも遊びに関連することか。下のお得意さんの行動パターンにもよってきそうだが。これが必要か必要じゃないかは、値段設定によりけりなのと、回転率の数値にもよるのか。最低限の回転率も当然必要になるのか。(東急インとかがそんな感じに展開してそうなきもするんだけど...)

4.お得意さんの確保
お得意さんと言うくくりでもないが、需要にたいしてどう答えるのか。簡単にいえば大口ならいくらなどなど。


そんなこんなでやっていくと、それなりなリストができそうだ。そんなリストを管理するには、3つの表が必要だとか。

a.その日の販売、残の状況、売上げのリスト
b.売り価格の有効性リスト(aの売上げ早見表)
c.お得意さんリスト

これを、条件付けて流せば、早期割引システムの出来上がりだそうです。けど、いきなり複雑なようなきもするので、ここの問題は後から条件を付け足すにして、最初から安価にやると大変なので、ある程度の予定やルールを決めて実行すべき話だな。

>追記
早見表にかんして言えば、これもシュミレーション次第というところなのか。こんなのは専門家にエイ。って投げても良いんだろうけど、根本のような気もするので、これは宿題だな。

せっかくの売上げ拡大を分けもわからずやる必要もないだろうと。と言う見方もできるし、ある程度予測できそうな石橋のたたき方なのかもしれない。(こんなたたき方もありますよと言う意味で…)

ZFS


UNIX系のシェルの一つかと思って、そのままスルーしそうになったのですが、「zsh」ではなく「ZFS」なのね。と言う事で、こんな記事に飛びついてみた。


毎日コミュニケーションズ:FreeBSDに対するZFSの移植が完了
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/04/06/017/

内容は、移植ができました。未完が多いけどと言うところか。が、そもそものZFSが何者なのかわからんチンなので、そいつを調べることに。


適当に検索してでてきた内容はこちら。

Zettabyte File System - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Zettabyte_File_System

何を目的にこんな話なのかは、他のファイルシステムなんかの概要を見ていると、当然な結果なんだろう。

Sun & Users - Solaris 10ファイルシステムZFS誕生エピソード『心を解き放て!』
http://jp.sun.com/communities/users/0612/feature01.html

Sunも面白お話を書くものだ。何が必要なのかはともかく、発想そのものが面白いのと、現時点の環境はその当時とは違う。ってのは、当たり前な発想なんだけど、現実、難しい。

そのことは、社会人を経験していろいろな場所に転がってそうだけど。

そんなお話を読んでみて、飼い殺してるdebをopen solarisにするか。いや飼い殺し中なので、なかなか動かない。

しかし、何でまたこの手の進化があるのだろうか。別に、使えてれば現状維持でよいのではと思うのだが。


数日前、たまたま見かけたこの話にそんなことが載っていた。

嶋正利のプロセッサ温故知新
http://itpro.nikkeibp.co.jp/watcher/shima/index.html

ここのどこかに書いてあったのだが、大きい仕事がしたいから。別の言葉で言い換えれば、稼ぎたいや進化したいと言う話だ。


しかし、ネイティブに日本語をしゃべるアーキテクチャってのが日本国内に居たのか。と再確認したのと、心意気はなにがどう変わったにせよ、いいお話だった。

ちなみに、この人を知るきっかけは、NHKスペシャルの例の番組だったのだが、ロバート・ノイス氏の扱いは、ひどい扱いだった。

その当時の状況、日本国内の業界が目指していたものからすれば、その当時、ノイス氏が日本に対して、最後に発言した言葉、「真似ばっかりしてる」との発言からすれば、警告だったのだろう。

けど、それを受け止められなかった、NHKの人や見てた側、私も含めて、おごりにおごってたのだろうな。


と、ZFSからかなりかけ離れたのだが、これを使ってなにかしたいとは今のところ何一つ思ってなかったりして…。

やる算段は、いろいろとあるので、最適化された適当な方法で積み上げるんだろうけど。