2007年5月27日日曜日

すくえるイノチ、すくえなイノチ


注意事項
自殺が、「すくえるイノチ」なのか、「すくえないイノチ」なのか私は知らない。けど、それを取り巻く遺族は大変である。不意の事故、入院、単純に人が亡くなると言うのも大変。が、理由あれ無かれ、唐突に絶つと、亡くなる以上の数倍は大変だ。


これまでの話からすると、がらっと舞台が回転、堀ちえみが歌いだす8時だョ!全員集合というところか。


重いタイトルを扱うのだから、なにかあったのだ。ことの始まりは、このドキュメンタリー:秋田放送:よってたもれ~命をつなぐ一杯のコーヒー~を見たからだ。けど、地方発のドキュメンタリーなのと、早朝に近い深夜であったので、気にもせずチャンネルを変更するか寝るかのどちらかしかなかった。


が、なぜか打ち勝ってしまったこのドキュメンタリー。話のスタートは、統計上の自殺率ワースト1、秋田県と言う立場から始まった。制作というかドキュメンタリーのテーマとして、テレビ局として、どんなフォローするのか、それとも効果なく、改善もないまま踊るのか、そんな一組織よりも地域、街は今どうなっているのか。そんな様子がうかがえた。

見た感想として、この内容はドキュメンタリーに適した内容だ。このドキュメンタリーの走り出しにある「自殺率ワースト1」。そうでなければ、当然このタイトルの選択は無いだろうし、仮に在局や他県のテレビ局が作るには重過ぎる。しかも在局ならば簡単に飛ばされる。それだけこのドキュメンタリーの条件、完成度が高いのだと思ってみた。


そんなドキュメンタリーは、自殺率から話は始まり、男女比は男性が多いや単身よりも家族形成あり、休日明けの月、火、水の午前中に集中するとか。なぜ、そんな条件が該当するのかと言えば、休日明けや連休明け後の急激な寂しさには、「さよなら」しか言葉がないのかもしれない。と当人には思えたのでしょうか。

1.男女比は男性が多い
2.単身よりも家族形成
3.休日明けの月火水の午前中に集中


しかし、そんな重い事、いやつまらぬ事は、なんらかの解決が待っている。それがこの番組のポイントでもあり、主人公の方、袴田俊英さんである。解決策とまでは言わないが、日ごろの話はこちらでも追える。


ドキュメンタリーは、その後、自殺とは直接関係ない要因、間接的に関係してくる事件に話が進む。その後は、なにかで見てね。と言う事にしたいのだが、これはDVDや何かお手軽に見れる方法が提供されるのだろうか。

テーマとしみれば、自殺する人、残された人以外には、正直、興味も無ければ葬りたい。番組中の言葉を借りれば、一般的に考えて自殺をタブー化する傾向が強いのだから。どう取り扱うのか見守りたい。

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