2007年5月14日月曜日
書店とジュンク堂
数日前にジュンク堂へ行って見た
きっかけは、カンブリア宮殿:テレビ東京にて放送した社員の個性で売りまくれ!の回。番組内では、専門書が売れているなど何個かポイントがあったはず。それ以外にも、はてブやその先などでも絶賛やすごいという話を見かける。
そんな話を流し聴きしながら、再販制度で保護されてる状況下で露骨に落差が生まれないのだろか。なんって事を思いながらジュンク堂へ。
行って見た感想
批判的な前段階の感想を持ちながらジュンク堂池袋本店へ行った感想。
各フロアーごとの万引き発生率が知りたい
立ち読みされる本と購入される本の見分けがつく
本棚を見てジャンル、タグ付け、並びの重要性
なんとなく図書館ぽいレイアウト
そんなところ。
その後検索にて、そんな思いの結論やら感想がないのかと思い検索してみた。
「読者の選択能力に任せる店」:谷平吉の出版流通コラム
このコラムの中に、「「図書館以上に図書館」というようなキャッチフレーズが垂れ幕となって外壁にありました」とある。あったのかは確認してないが、結果そう感じた私が居るのだからアタリ。いや、その通りになっているのだろう。
「書評 - 図書館に訊け!」:404 Blog Not Found
図書館と聞いて、図書館とはなんなのか。そんな事が気になり、書評家でもおなじみなのか。こちらで紹介されていた書籍を70%前後読んでみた。
そこらにある書店とジュンク堂の差、違いは、書評の中に記載されてた。その違いとは、「検索しかできない書店か、探索できる書店」だった。
検索と探索
検索は、ある程度大きい書店であれば、店舗内に設置してあるPOS端末や検索用端末、利用客の多いところならば、キオスク端末なんかが設置してある。インターネット上には、検索端末の延長上なのか、それを背景にしたamazonなどがある。
探索となると検索とは別で、ジャンルわけされたカテゴリーなどを利用して検索していくわけだが、amazonでもその補完をしている。けど、そんな補足も決定的に違うのは、実物が存在するかしないかの差は大きい。
最近「見える化」なる言葉がビジネス誌、IT雑誌などで見かける。それである、可視化である。ジュンク堂の在庫を見ていると、流通してる古めの本から新刊まで並んでいるし、専門的書籍の棚は、流通書籍販売の中では濃厚になる。
そんなところから、本の厚み、書籍デザイン、タイトルを見ながら選べると言うのは、amazonやらジュンク堂書店以外だと難しい。amazonも本の寸法やページ数を記載しているが、実際に見るのと、数字だけの表示では、差が激しい。
指名買いをするとなると話は別で、amazonでも近所の書店でも、近所に大規模な書店が無ければ、一駅でも二駅でも移動して、店員に聞くなりキオスク端末に聞くなりして、それを買って帰ればよい。
私も、ブログなどの書評を見るか、それ相当の出版社が発行してる本をamazonで検索し、ISBNをケータイに送信。送信後、大きい書店のキオスク端末で、検索を経て購入となってる。
ジュンク堂は図書館なのか
市町村の運営する図書館からすれば図書館以上。大学や専門性の強い図書館からすれば、図書館以下である。とは、図書館に訊け! (新書) から
ジュンク堂の売上げを見れば、市町村の運営する図書館以上でビジネスとして成り立つ。見方変えて、市町村の図書館やその他書店は何を目指しているのだろうか。
そんなのが、三洋堂書店の社内報 社内速報299号の「店数を増やせば商品管理レベルが上がる仕組み」と言うのが象徴してるような。
先日、アップル株主総会に関する記事を読んだのだが、最後の最後にこんなことが書いてあった。「「お金を出すだけで素晴らしい製品を開発できたらどんなに良いだろう。もしそうならMicrosoftは素晴らしい製品を開発している」とJobs氏は語った。」
出展数とお金、からむのかからまないのかは書かないけど、出展数が増えて品質が上がるとあれば、三洋堂以上にジュンク堂は売上げを伸ばしそうだ。
そんなことを思いつつ、ジュンク堂では一冊も書籍を買わなかったのでした。だって1冊買い始めると、多分10冊ぐらいは買いそうなので。
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