2007年6月14日木曜日

対話のレッスンを読んでみて

長湯にする為にも何か書籍をと思い、昔購入した書籍「対話のレッスン」を読み始めてみた。
もともと、書籍その物が風呂場用に作られているわけでもないので、読み終わるとぶよぶよになるのだが、それでもこの書籍、雑誌連載のコラム、エッセー集ということもあり、風呂場に最適な書籍であった。

内容、コトは
と言うと、タイトルの通り対話である。
改めて「対話ってなに?」から、辞書に見かける「双方向かい合って話をすること。また、その話。(三省堂提供「大辞林 第二版」より)」よりより深く追求されている。


感想

感想と言うよりつくづくこう思うのでした。

コミュニケーションは、「伝わらない」と言う事から始まる。対話の出発点は、ここにしかない。

私とあなたは違うということ。
私とあなたは違う言葉を話しているということ。
私は、あなたが分からないということ。
私が大事にしていることを、あなたも大事にしてくれているとは限らないということ。
私たちは、理解しあえる部分を少しずつ増やし、広げて、一つの社会のなかで生きていかなければならないということ。

その事は決して苦痛なことではなく、差異のなかに喜びを見出だす方法も、きっとあるということ。

2007年6月11日月曜日

ニュース番組のHOWTO

日曜日に"伊集院光 日曜日の秘密基地"を聞いていたら久米宏さんが登場。昔の雑誌記事から質問を掘り出して、対話をしていたので、メモ。

Q.ニュース番組で暇ネタを紹介するときの注意ポイント

暇ネタってなんだと思ったのだが、「お出かけになってはいかがでしょうか。」と締めくくるニュースの事。たとえば、桜の季節ならば、どこぞの桜が綺麗に咲いてます。お出かけになっていかがでしょうか。と終わるようなネタとのこと。

で、問題は、注意するポイントなのである。「お出かけになってはいかがでしょうか。」は必要なんだろうか。久米宏さん曰く、不要、情報ではない。と。

まあ、広告であるし、そもそもアドバイスをあなたからもらう必要があるのか。そこまでは言い過ぎにしても、広告であるのは確かか。

ほかにも、スポーツコーナーにて「がんばって欲しい」や「気になりますね」など。余計か必要なのかは、どこで別れるのだろうか。


Q.ニュースの原稿を読むには
こちらは、上の話の続きで、別な視点からの話。

言っていたのは、「原稿は短くしろ」「早く読め(気持ち早く読め)」答えは、正反対の年寄り向けラジオといっていたのだが。


「原稿は短くしろ」
原稿なので、流れとしてはこんなブログでも同じなんだろうか。まあ、物理的に紙、ブログ上では3つに分離できるのだが、実際に「伝える」になると、長くなると。たとえば「です。さて・・・」とか。

これは、私も経験をしておりました。どこぞのサポートセンターのコールセンター向けアナウンスを作成したとき、こんな事を考えながらしていたわけでもないのだが、短く的確に、しかも余計な事を省いて伝えるとなると、こんなことを自然に思うのだ。


「早く読め(気持ち早く読め)」
こちらは、気持ち早く読んで時間に余裕をと言うところか。久米宏さんと言えば生番組なんだろうと思うのだが。収録版は、編集を経て見るような話なので、影響力のある人には詰まらん媒体なのかもしれない。(私だけが感じていたのかも)

こちらも、コールセンター向けアナウンスを作成したときにやっていたのだが、ポイントは...
1.全体は均一に
2.間をつまむ(言葉と言葉の間をつまむ、息継ぎは考え物)
3.最後の5秒は慌てず
という事を言っていた。(息継ぎは私的に思うこと)


コールセンターの場合、適当な収録装置にて一度、プレッシャーも与えず読んでもらう。遅ければ、「気持ち早く読んでね」と頼む。注意点は、最後の5秒をどうするかだ。まあ、生放送の場合、その瞬間が飛び出す事を考えると、とてつもなくプレッシャーがかかるとは思うのだが、事、コールセンターの収録、適当に流し流しやれば、プレッシャーもかからないだろう。

そんなこんなで、ここからは編集。波形系のソフトもお安く売っているし、フリーのソフトもあるので、そんなのにmp3ファイルやwavファイルを編集すると。

間をつまむので、言葉のバランスを読みながら、間をつまむのだが、何を伝えたいか、どこで選択するのか、電話を切るのかを考えて言葉を選べば、適当に収まりそうだ。

ブレスについては、ブレスを切っても、間で区切っている場合も多いので、単純にカットしても聞きにくい構図になる場合もあるので、そこいらを調整すれば、あっという間にメッセージの出来上がりとなるわけだ。


Q.リポートする側とアンカーの間
こちらは中継先の人とスタジオにいる人の"ま"がどんな状態であれば良いのか。と言う話。
メモした内容からすると...

1.あいづちの打ち方、息継ぎの読み方を気にする
2.相手が「息」をするときに質問をする
3.なるべくあいづち、文脈から息継ぎを読む。
なことを言っていたような。


近道は簡単で、「早く読め(気持ち早く読め)」での間をどうするのか。ここを下地に気にすれば、必然と進むような気もした。が、改めて気づかないと、掘り起こして気にしないな...。勉強になりました。

2007年6月5日火曜日

電話機リファレンス


Asteriskの知名度も普及の兆しのように見えるので、どのようなものが必要なのか、調べてみることにする。
とは言っても、必要とされてる場面では、不必要となる場合もあるので難しい。

数日前、このようなリリースな記事を見つけた。
日本アバイアが法人向け“ワンフォン”
記事の内容は、携帯電話をAvayaの内線電話端末にすることが可能システムを発売すると言うものである。


この手の話、SipやVoIP、PHSなどを利用してつなぐPBXやビジネスフォンと何が違うのか。別に変わりは無さそうなのだが、このリリースを読む限り、回線を選ばずに内線電話端末として使用できる点が売りと言うことか。

別に単体、携帯電話として動けば、それでよいのでは?と、言われそうだ。が、CRMとの連動や日本版SOX法を盾にした通話の録音、ログ化を考えれば、必然性が当然出てくる話なのだろう。

はて、この需要に見合うのはどこか。ここで最初に言った「必要とされてる場面では、不必要となる場合もあるので難しい」との話になるので、これだけでも絞られそうだ。


実装する機能とは
必要性や需要はとりあえずあっちに置いておくとして、この電話機に必要なものはなんなのか。Avayaをキーワードに調べてみたのだが、ここのリリースがポイントを押さえていそうだ。
ノキア・ジャパン株式会社 - Avaya one-X Mobile Edition - Mobile Field Sales
ノキア・ジャパン株式会社 - Cisco Unified CallManager - Mobile Field Sales

この2つ、共通するのは、NOKIAのプラットフォーム、Series 60にて動いているのと、リリース上ではあるが、実装してる機能が似たり寄ったり。差は、つながる先だけの様に見える。

中身は、PBXの機能を携帯電話に拡張することで、通話転送、短縮内線ダイヤル、ボイスメール転送、保留転送、コールピックアップ、電話会議など、オフィス電話で一般的に使用される通話機能を携帯電話で利用可能とある。ここが求められるところか。

違う商品でも同様の機能はうたわれており、プラネックスのIP電話機、PLANEXPRODUCTIP PHONEVTL-ST02Hの電話機機能かページ下段にある製品概要に記載されている。


機能に戸惑う
必要とされる機能は適当な所ではあるが、そろったような気もする。でも、使う方、今までの利用してた物からすると、一概にそろったのだろうか。
やはり一番最初の「必要とされてる場面では、不必要となる場合もあるので難しい」という事だ。少なくとも、PBXとビジネスフォンでは、機能も必要性も違うと言うことなのと、ターゲットとしてるユーザーも違うのだろう。

他の事例で例えると、この記事が良い事例だろうか。
ITmedia News:任天堂「DS」1人1台へ 岩田社長が意欲

この記事冒頭の「「DS」は1人1台に、「Wii(ウィー)」は一家に1台に」と言う事である。電話機を使いまわすか、個人で使うのかの差、大まかに言えば、電話と携帯電話の差と言えばよいのだろう。

携帯電話がここまで普及し、家族から個人に移行した電話なのに、事業所でも同様になるのかといえば、組織の中で、どのぐらいの必要性があるのかで、変わる。
3社の携帯電話の法人向けサービスを見ていると、その間、必然性は、あるように見える。

ただ、どこまでの機能が必要かといえば、ビジネスフォンなのか、PBXなのかは、言うまでも無く、PBXで実装されてる機能があって当然と言う話になる。


最後に
そもそもこんなことを書いてどうなのか。という話もあるのだが、Asteriskの動向を見ていると、次なる手立てが無いので、どんなところに需要があるのかを考えていたら、携帯電話にてPBXをコントロールするのが、既存のビジネスフォン、PBXメーカーが脅威に思うのだろうと思ったしだい。

ちなみに、Asteriskの評価は、ここの記事にて確認できるし、私もそっち側なら当然そう思う。
日本のAsterisk最新事情(5)「黒船Asterisk」,他陣営はこう見る:ITpro

2007年6月1日金曜日

エンターテイメント造園


5/31、嵐の前の静けさが漂う午後の昼下がり(なんじゃこの書き出し...)、TBSラジオのストリームのコラムの花道にいとうせいこうさんが出ていた。
そのときのお話は、こちらからpodcastとして聞けます。

内容は、数日前に販売されたPLANTED 第4号の告知な案内と言うか、宣伝である。けど、そんな宣伝に打勝つ内容をつらつらと言い放ってコーナーは終わっていった。



詳細は、「東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの"植物"を見ていく」。ちなみに、この雑誌、PLANTEDは、amazonやセブンアンドワイの書籍分類を見ていると、園芸というジャンルになるらしい。私にとっては未知なる領域だ。

まあ、これを買うまでのつらさと言うか、探し当てるまでが結構以上に大変である。
毎日新聞発行という事もあり、当たり前に書店に並んでいるのだろうと思いきや、園芸コーナーと言う、なかなか牙城が厳しいのか、入荷候補にエントリーされてない。

行った店舗が悪かったのだろうと思うのだが、書籍の棚卸を金額で行う書店(在庫管理がなされてないのと売れ線重視な書店)は、なかなか見つけることが難しい。東京東部だと、錦糸町のくまざわ書店 錦糸町店にて、園芸コーナー隣(表紙の影響力?)の雑誌棚にて発見。



中身を拝見すると「安めぐみ」がバンドルされてる抜け目がない雑誌と言うか、ちょっと視点がずれてないか?とも疑問に思いながら、色々と用意はされている。

どの人に向けての雑誌なのか、出版されているのか、写真のレイアウトから内容を見ていくと、私ではないのは確かなのだが、それでもそんな事を軽々しく超えていく。

とりあえず話を聞くのが鉄則と言う事で、担当者さんとのインタビュー形式になっている。個人的な立場として、商業的な目的や研究テーマに選ばない限り、テーマ無く仕様を聞いていくとは無難だ。



東京湾であっても塩害の発生やショービジネス、テーマによる植物選定に関しては、最近だと都内の商業ビル郡なんかと比べれば、ディズニーランド、シーでの技術は独走している状態だと思う。

商業ビル、ディズニーランド、シーは目的が違うので、当然進む道が違うのは確かなのだ。が、商業施設の運用と考えれば、この差は今後永遠に縮む方向に進んでもらいたいし、こんな考えの元、自宅の庭が植栽されていくのも、面白いと思うのだが(都内近郊は手間暇は掛けられても土地の制限が厳しいので、地方の方)。

だけど、ディズニーランド、シーをそこまで持ち上げても、ここには強い目的、意思を持った人が来る場所だけに、ややないがしろになりそうな気もする。それでもバランスが取れてなければ、当然違和感と感じる、持つわけだし、バランスの取れた植物園であることは確か。


雑誌にも紹介されていたが、期間限定でこんなツアーも開催されているので、ご興味ある方はぜひどうぞ。