2007年7月19日木曜日

安いとは何なのか


とりあえず
個々最近このblogに何も書かず1ヶ月が過ぎるのだが、貯めに貯めてしまった御代を消化しなければと思っているところ、BSCやITILなんかの書籍を読んでいると、体系化されたシステムと言うのが目に留まった1ヶ月でもあった。

そんななか、ここで書いてたYield Managementなんかもそうだが、そんな体系化からすれば一部であり、そもそもこれだけでも十分御代になるのかなとは思うし大事なのは分かるのだが、でもねと言う事でもあり、Yield Managementを使わなくても売れるに越した事が無いのかとも思う。けど、設備を運用するに置いては、結局はYield Managementに話が進むのかもしれないけど...。


BCSを読んでいると
Yield Managementを調べていくと、サウスウエスト航空の事例を見かけるのだが、BSC書籍を見ていてもサウスウエスト航空という社名を見かける。どちらもサウスウエスト航空なのだが、細かい話に行くにつれ、話が違う事に注意が行く。

双方、べたほめなのは確かなのだが、目的が違うのか片方が見失っているのか、それとも何かを隠しているのか、古いのか。そんなことを感じつつも、安さとはの事例を追うと、サウスウエスト航空が目に留まるので、その仕組みとやらを追ってみる。


安さの秘密
サウスウエスト航空の詳細を知るきっかけとして、数ヶ月前に起こった全日本空輸(ANA)のシステム停止がきっかけである。
詳細はここからたどれば、たいがいの話は分かるように思える。

それと、根幹のシステムとしてユニシスの航空向けパッケージソフトを使っていると言う事で、それらしいシステムを探索していく中で、このようなドキュメントを見つけた。


この中の"国際競争時代のコスト構造改革と需要拡大を支える 航空基幹システムの世代交代 AirCore"からの一部抜粋なのだが、そこから"2.1 航空予約システムの動向"の"2) ローコスト・エアラインの出現"からの抜粋、"ローコスト・エアラインは,あらゆる面でのコストを削減(機内サービス,機種の統一など)
することで低価格を実現しており,予約システムに係るコストも削減の対象としている.インターネットのみでの販売,予約変更の制限,他社との連携を行わないなどの方式を採用してGDS への支払いを不要とし,かつ自社システムとしての予約システムに必要となる機能を削減することで,低コストでこの要求を実現している."との事。

要約すれば、内へのコスト削減、外へのコスト削減、輪をどこまで保持するのか。と言う所か。が、分かりやすい、内へのコスト削減は簡単に到達できそうだが、外へのコスト削減は、計るものが無くて、なかなか選択するにも、実行するにも難しいのかなと思う。


別の見方をする
何をきっかけに知ったのか忘れてしまったのだが、対抗企業と言うのも存在し、ここ最近のニュースなどでは、前輪のタイヤがあっちの方向に出たまま、着陸した航空会社で知った方も多いと思う、ジェットブルー航空が見比べるには良いのだろう。
ウィキペディアのジェットブルー航空の項目を見ていても、経営者の動向を見ていると、サウスウエスト航空の比較としてはちょうどよさそうだ。


こちらは、日航財団発行のレポートが存在するので、こちらを読んでみる。

お題からしても層だが、影の部分が目立つ印象だ。最後に書いてあったので転記すると...
(1) エンブラエル190の運航においてジェットブルーの思惑通り、新たな市場を拡大し、かつA320と同等レベルの営業利益率を確保出来るのか?
新たな機体でのサービスを展開するのだが、利益を稼げるのか。ここに関しては専門家でもないのでなんとも言わない。

(2) 経営規模が拡大し従業員数も倍増する中で、何時まで組合無しの状態を享受出来るのか?
組合が結成されれば労務費の上昇は避けられない。
ここはスタートアップ企業も層だし、組合の存在しない一部上場企業でも見受けられる話である。どこかにサンプルが転がって層だが、IT関連銘柄だと、ソフトバンクから始まって色々と在りそうだ。

(3) 大手各社による各空港での既得権益がある中で本当に新たな路線枠を獲得し、路線網を計画通り拡大できるのか?
こちらも、(1)同様の話になるのか。


企業も個人も同じ時間を過ごすので、(2)の問題は出てくるのだろう。そのときどうするのか。継続するってのは難しいと言う話で終わるような話ではないし、企業寿命30年という話もあるのだが、スタートアップから経過した企業、個人の行く末は、結局自分、自分らで探せと言う事になるのかな。

って、こんな答えを書くつもりで、これを書いたつもりは無いのだが...。

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